イラン革命44年、首都広場に多数の支持者 欧米では抗議デモ
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【2月12日 AFP】親欧米の王政を倒し、イスラム共和国を宣言したイラン革命から44年を迎えた11日、イブラヒム・ライシ(Ibrahim Raisi)大統領がテヘラン市内のアザディ(Azadi)広場で演説を行った。広場には多数の支持者が集まり、記念日を祝った。
一方、欧米の複数の都市では、イラン政府による市民弾圧への抗議デモが行われた。参加者はイラン国内の反体制派への連帯を訴えた。
仏パリの抗議デモには、欧州在住のイラン人が多数集まり、イランの革命防衛隊を「テロ」グループに指定するよう欧州連合(EU)に求めた。昨年9月に始まった抗議運動を強く後押しすることになると主張した。弾圧犠牲者の親族やイランの議員、活動家らの姿も見られた。
イランでは昨年、頭髪を覆うスカーフを適切に着用していなかったとして逮捕された女性が死亡。これを受けて世界各地でイラン政府や革命防衛隊に対する抗議の声が上がった。(c)AFP