バフムート掌握は「さらなる攻勢」への鍵 ロシア国防相
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【3月7日 AFP】ロシアのセルゲイ・ショイグ(Sergei Shoigu)国防相は7日、ウクライナ軍との激戦が続く東部ドネツク(Donetsk)州バフムート(Bakhmut)の掌握は、より広い地域にさらなる攻勢を仕掛けるための鍵になるとの考えを示した。
ショイグ氏はテレビ放映された軍関係者との会合で、「この都市はウクライナ軍にとってドンバス(Donbas)地方での重要な防衛拠点だ」と指摘。「掌握することで、ウクライナ軍の防衛ラインの奥深くにさらなる攻勢を仕掛けることが可能になる」と述べた。
バフムートをめぐる攻防は、1年が経過したロシアによるウクライナ侵攻において最も長い激戦となっている。
かつて塩採掘とスパークリングワインの街として知られたバフムートの人口は、開戦前には推定約8万人だったが、イリーナ・ベレシチューク(Iryna Vereshchuk)副首相は地元メディアに対し、現在もとどまっているのは4000人未満だと語っている。(c)AFP