世界の再生可能エネルギーの発電容量が過去最高に
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【6月6日 CGTN Japanese】国際エネルギー機関(IEA)は1日、「化石燃料価格の高騰とエネルギー安全の問題により、太陽光と風力発電が後押しされている。今年の再生可能エネルギーの発電容量は過去最大に達する見込みだ」と表明しました。
IEAは最新報告で、「2023年には世界の再生可能エネルギーの発電容量が440ギガワット分増加する。来年には世界の再生可能エネルギーの発電容量が4500ギガワットにまで急増する。この数字は、中国と米国の発電容量の合計に相当する」と表明しました。
中国は再生可能エネルギー分野の成長をけん引しており、2023年と2024年には世界の再生可能エネルギー発電容量の55%が中国によるものになります。
IEAは、「欧州諸国はロシア産天然ガスの代替品を得ることに、ますます多くの力を注いでいる。欧州における再生可能エネルギー生産能力は40%増加する。太陽光と風力発電の新規設備は2021年から2023年にかけて、価格が高騰しつづけた化石燃料用施設に取って代わってきた。このことにより欧州連合(EU)の電力消費者は1000億ユーロを節約できることになった。太陽光発電の新設設備は今年の成長の3分の2を占める。風力発電では過去2年間の低迷期が終わり、今年は70%増加する」との予測を示しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News