【6月11日 CNS】関係部署と北京市、上海市の関係者の高い関心と共同の努力により、ジャイアントパンダの「丫丫(ヤーヤー、Ya Ya)」は隔離検疫を順調に通過し、チャーター便で北京に無事到着し、5月29日の午前0時43分に北京動物園(Beijing Zoo)のパンダ館に戻った。当日の早朝、多くの人びとが「ヤーヤー」の帰還を待ちわびていた。現在、「ヤーヤー」の健康状態は安定しているという。

 隔離検疫期間中、「ヤーヤー」の高齢や生活環境の変化などに対応するため、北京動物園では経験豊富な飼育員と獣医師が24時間体制で世話をし、飼育管理や健康監視などの作業を丁寧に行った。上海動物園は全面的なサポートを提供し、「ヤーヤー」の安全と健康を確かなものにした。

 北京動物園は「ヤーヤー」のために専用の飼育施設を用意し、適切な飼育管理、医療保障、栄養健康などの計画を立て、先行の技術チームを配置し、「ヤーヤー」の生活上のケアを継続する。

 ただし、「ヤーヤー」は既に高齢であり、北京に戻った後は静養し、新しい環境に慣れる必要があるため、外部公開はされない。北京動物園は公式微博(ウェイボー、Weibo)で定期的に「ヤーヤー」に関する情報を発信する計画だという。(c)CNS/JCM/AFPBB News