【6月16日 Xinhua News】中国安徽省(Anhui)合肥市(Hefei)で新エネルギー車(NEV)産業のエコシステム構築が進んでいる。昨年は産業チェーン全体の生産額が1千億元(1元=20円)を超えた。今年1~4月のNEV生産台数は17万2千台と前年同期比5倍に増えている。

 同社はドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)と中国の同業、安徽江淮汽車集団(JAC)が合弁で2017年に設立したNEV専業メーカー。同省のサプライヤー16社と協力関係にあるほか、同社に追随して同省に投資したサプライヤーは38社に上る。

 合肥には同社の他にも比亜迪(BYD)や上海蔚来汽車(NIO)などNEV大手が拠点を構え、産業チェーンの川上・川下企業300社余りが集積。完成車から中核部品の生産、組み立て、回収までの完全な産業チェーンを形成する。昨年新たに契約が結ばれたNEV関連プロジェクトは145件、投資額は前年比25・3%増の1223億元に上っている。(c)Xinhua News/AFPBB News