【6月18日 AFP】男子ゴルフの今季メジャー第3戦、全米オープン選手権(2023 US Open Championship)は17日、米カリフォルニア州ロサンゼルスのロサンゼルスCC(Los Angeles Country Club、パー70)で3日目が行われ、リッキー・ファウラー(Rickie Fowler、米国)とウィンダム・クラーク(Wyndham Clark、米国)が通算10アンダーの首位タイで並んだ。

 前日首位のファウラーは最終ホールまで同組のクラークに2打差をつけていたが、一つ前の17番でボギーをたたいていたクラークは18番のアプローチでピンそばまで寄せると、約1.8メートルのバーディーパットを冷静に沈めた。

 対して、難しいバックナインでライバルたちが次々に崩れる中、12ホール連続でノーボギーを続けていたファウラーは、約13メートルのバーディーパットがカップをかすめると、続く1.2メートルのパーパットもカップをなめてボギーをたたいた。

 結局ファウラーはイーブンパーのスコア「70」、クラークは「69」をマーク。メジャー4勝を挙げているロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)が3バーディー2ボギーと大崩れすることなく、1打差の単独3位を守って2014年以来となるメジャー5勝目を狙える位置をキープした。

 世界ランキング1位のスコッティ・シェフラー(Scottie Scheffler、米国)は「68」で首位と3打差の単独4位に浮上した。3日目開始時点では5打差だったが、上がり2ホールでスコアを3ストローク伸ばした。

 ハリス・イングリッシュ(Harris English、米国)は10番ホールを終えて4バーディーを記録して首位と1打差に詰め寄っていたが、その後4ボギーをたたいて1オーバーの「71」で終え、4打差5位となった。

 メジャー2勝のダスティン・ジョンソン(Dustin Johnson、米国)と東京五輪金メダリストのザンダー・シャウフェレ(Xander Schauffele、米国)が5打差6位タイで続き、地区予選を勝ち上がって出場した永野竜太郎(Ryutaro Nagano)が「68」を記録し、6打差8位に食い込んでいる。(c)AFP/Rebecca BRYAN