ラグビー強豪国、南北半球の合同大会を計画 日本も出場の可能性
このニュースをシェア

【7月2日 AFP】ラグビーのSANZAAR(南アフリカ、ニュージーランド、オーストラリア、アルゼンチンの4か国からなるラグビー連合協会)とシックスネーションズ(Six Nations Rugby)は1日、北半球と南半球の強豪チームが集う大会を2026年から開催する計画を明らかにした。大会は12チームで実施される予定で、日本が招待される可能性もある。
両組織の発表によれば、大会は7月と11月のテストマッチシリーズの枠に組み込まれ、W杯(Rugby World Cup)とブリティッシュ&アイリッシュライオンズ(British and Irish Lions、英国とアイルランドの選抜チーム)の遠征がない年に隔年で実施する。
出場国は、アルゼンチン、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカというザ・ラグビーチャンピオンシップ(The Rugby Championship)の4か国に、イングランド、フランス、アイルランド、イタリア、スコットランド、ウェールズというシックスネーションズの6か国。残りは2か国が招待されてSANZAAR側に入り、「ワールドリーグ」を結成する予定で、日本とフィジーになる可能性がある。
大会にはワールドラグビー(World Rugby)による2部も設立される方向で、これにより昇降格制度の導入に向けた道筋もついた。
開催方式はまだ発表されていないが、6チームずつに分かれてのグループ戦とグランドファイナルの実施が見込まれており、現在のシックスネーションズとザ・ラグビーチャンピオンシップの実施枠は引き続きカレンダーに確保される予定。報道では、7月に北半球側が南半球に遠征して3試合、11月に今度は北半球側がホームとなって3試合を行うと伝えられている。
両組織は、代表ラグビーに「新たな命を吹き込む」ことが目的だと話し、「大会がこのスポーツに与えるインパクトは、ラグビーにさらなる成長と、長期的な持続可能性をもたらす」と述べている。(c)AFP