元王者マレーが快勝で2回戦進出 ウィンブルドン
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【7月5日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2023)は4日、男子シングルス1回戦が行われ、優勝2回を経験しているアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は6-3、6-0、6-1でライアン・ペニストン(Ryan Peniston、英国)との同胞対決に快勝し、2回戦に進出した。
元世界ランキング1位で、2013年と2016年に大会を制しているマレーは、現在はランク40位となり、股関節に金属を入れてプレーを続けているが、それでもワイルドカード(主催者推薦)のペニストンにパワーと技術の差を見せつけてストレートで勝利した。
大雨のため屋根を閉じたセンターコートで、マレーは第1セットの第6ゲームをブレークして4-2のリードを奪い、そのまま1セットを先行すると、第2セットは三つのブレークを奪ってベーグルで獲得。第3セットも2度のブレークに成功して押し切り、四大大会(グランドスラム)通算199勝目を挙げた。
マレーは「またセンターコートへ戻って来られて夢のようだ」と喜び、「最初はかなり緊張した。少し消極的だったが、一つブレークを取れてからはかなりいいプレーができた。いい兆候だ」と話した。そして、近年ないほどの調子の良さで大会入りできたと手応えを口にし、「いいところまで行けるくらい、コンディションと準備が整っていると願いたい」と続けた。
次は1回戦より厳しい相手との顔合わせとなり、世界5位のステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)か2020年の全米オープン(US Open Tennis Championships)王者ドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)と対戦する。(c)AFP