中国の商用車、2023年アジア物流ビエンナーレを席巻
発信地:中国
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【7月18日 CNS】中国・上海市で6月中旬に開かれた「2023年アジア物流ビエンナーレ展」では、2030年までに中国が二酸化炭素(CO2)排出量を減少に転じさせ(カーボンピークアウト)、2060年までにCO2排出量ゼロ(カーボンニュートラル)を目指すデュアルカーボン戦略と人工知能(AI)の開発が加速してきたことを印象づけた。
2023年アジア物流ビエンナーレ展は、「物流が生活を変える」をテーマとして、国内外から500社以上の出展と3万人近くの来場者を集めた。この中で、中国の商用車は新エネルギー分野の新たな発展を見せつけた。
自動車メーカーの江鈴汽車(Jiangling Motors)は、業界初の新エネルギーブランドを正式に発表した。同社の低炭素かつ高効率へのアップグレードは、省エネや排出削減、コスト削減など体系的なソリューションを提供している。
中国自動車工業協会の統計によると、中国の新エネルギー商用車の販売台数は2022年に前年比83%増の33万7000台に達した。
江鈴汽車第一執行副社長の金文輝(Jin Wenhui)氏は、「将来的には従来型の商用車と新エネルギー商用車の価格差は非常に小さくなり、新エネルギー車を使用するメリットはさらに高まるだろう」と述べた。将来的に新エネルギー商用車の普及率は80%に達し、特に都市物流向けの新エネルギー物流車の開発は加速すると予想されている。
また、2023年には新エネルギー物流車の販売台数は40万台を超え、そのうち軽トラックが大きなシェアを占めると考えられている。(c)CNS/JCM/AFPBB News