16メガワットの洋上風力発電ユニットが発電開始 中国・福建省
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【7月22日 Xinhua News】中国の発電大手、中国長江三峡集団が福建省(Fujian)沖で運営する洋上風力発電所で19日、出力16メガワットの超大容量洋上風力発電ユニットが送電網に接続し、発電を開始した。中国の大容量風力発電ユニットの開発製造と運営の能力は新たな段階に入った。
ユニットは風車のハブ(軸)の高さが152メートル。ブレード(羽根)の受風面積は約5万平方メートルで、サッカーコート7面分に相当する。設置海域の風速データによると、ユニット1基はブレードが1回転するごとに34・2キロワット時を発電できる。年換算では6600万キロワット時と、3人家族3万6千世帯の年間電力消費を賄える。石炭約2万2千トン(標準炭換算)を節約し、二酸化炭素(CO2)の排出を約5万4千トン削減する。
今回設置された発電ユニットは、風力タービンの主軸受けやブレード、伝動用チェーンなどで大きな技術的進展を実現しており、国産化率やデジタル化レベルも高い。(4)16メガワットの洋上風力発電ユニットが発電開始 福建省(c)Xinhua News/AFPBB News