豪がB組首位突破、五輪女王カナダ敗退 サッカー女子W杯
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【8月1日 AFP】サッカー女子W杯オーストラリア・ニュージーランド大会(FIFA Women's World Cup 2023)は31日、グループBの試合が行われ、開催国オーストラリアは4-0でカナダに圧勝し、ベスト16入りを果たした。東京五輪女王のカナダは、まさかのグループ敗退となった。
グループ2戦目でナイジェリアに2-3で競り負けていたマチルダス(Matildas、女子豪代表の愛称)は、メルボルンに詰め掛けた2万7000人を超える観客の前で、決勝トーナメント進出に向けて是が非でも勝たなければならなかった重圧を見事にはねのけ、ヘイリー・ラソ(Hayley Raso)の2ゴールなどでカナダを早期敗退に追いやった。
一方、ふくらはぎのけがで開幕2試合を欠場していた大黒柱のサム・カー(Sam Kerr)は、プレー可能と明言していたものの、この日も大事を取ってベンチで試合を見守った。
オーストラリアは9分、スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)に所属するラソが、キャプテンのステフ・キャトリー(Steph Catley)のクロスから低い弾道でゴール隅にシュートを突き刺し、チームに先制点もたらした。
35分には得点が認められなかった場面もあったが、そうした逆境もはねのけて直後の攻撃で再びラソがゴール手前でシュートをねじ込み、この試合2点目を記録した。
一方、混乱に陥ったカナダは後半に4人を入れ替えながらも反撃はかなわず、オーストラリアはメアリー・ファウラー(Mary Fowler)がカウンターからチーム3点目を挙げると、アディショナルタイムにはキャトリーのPKで勝利を締めくくった。
これでグループBはオーストラリアが首位突破を果たし、この日アイルランドに0-0で引き分けたナイジェリアが2位通過となった。決勝トーナメント初戦はオーストラリアがグルーブDの2位と、ナイジェリアが同1位と対戦する。グループDはイングランドが首位に立っており、デンマークと中国が2位を争っている。(c)AFP