ムボナンビ、南ア代表史上2人目の黒人テストマッチ主将に
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【8月2日 AFP】ラグビー南アフリカ代表は1日、敵地で5日に行われるアルゼンチン代表戦の先発メンバーを発表し、ボンギ・ムボナンビ(Bongi Mbonambi)が同チーム史上2人目となるテストマッチでの黒人主将に就くことが決まった。
7月29日に行われた南半球4か国対抗戦、ザ・ラグビーチャンピオンシップ(The Rugby Championship 2023)でロス・プーマス(Los Pumas、アルゼンチン代表の愛称)に22‐21で勝利した試合から、スプリングボクス(Springboks、南アフリカ代表の愛称)は先発13人を入れ替えており、HOムボナンビはその中に名を連ねた。
2018年には、シヤ・コリシ(Siya Kolisi)が同国で初めての黒人主将となり、イングランド戦では21点差をはねのけて逆転勝ちを収めた試合もあった。
南アフリカでは、1981年に行われたアイルランドとのテストマッチでエロル・トビアス(Errol Tobias)が黒人選手として初めて選出されるまで、代表チームのメンバーは約90年も白人だけで構成されていた。
その後、90パーセントが黒人である同国の人口統計をより反映したチーム編成は、5年前にラシー・エラスムス(Rassie Erasmus)氏がヘッドコーチ(HC)に就任するまで進んでいなかった。
2019年のW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)決勝のイングランド戦では、黒人選手6人が先発し、コリシとムボナンビもその中に名を連ねている。
FLコリシは膝を負傷しているため、今回の南米遠征には不参加。チームはその後、欧州でW杯フランス大会(Rugby World Cup 2023)に向けたウェールズやニュージーランドとのテストマッチに臨む。(c)AFP