【8月10日 AFP】米大リーグ(MLB)、フィラデルフィア・フィリーズ(Philadelphia Phillies)のマイケル・ローレンゼン(Michael Lorenzen)投手が9日、ワシントン・ナショナルズ(Washington Nationals)戦でノーヒットノーランを達成した。試合はフィリーズが7‐0で勝利した。

 約1週間前にデトロイト・タイガース(Detroit Tigers)からトレード移籍したばかりのローレンゼンは、本拠地シチズンズバンク・パーク(Citizens Bank Park)での初登板で相手打線を手玉に取り、今季MLBで4度目、球団史上ではわずか14度目となるノーヒッターを達成した。

 ローレンゼンは試合後、フィリーズファンの熱狂的な声援が終盤を乗り切る助けになったと明かし、「7、8、9回に出ていくときは信じられないほどだった。声援がエネルギーをくれた。ファンがチームの一員という球団の選手になったことはなかった」とし、「この夢をかなえるのにとても苦労した。このファンの前でそれを実現したという事実が信じられない」と続けた。

 今季は6月にニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)のドミンゴ・ヘルマン(Domingo German)が完全試合を果たすと、7月8日にはタイガースのマット・マニング(Matt Manning)とアレックス・ランジ(Alex Lange)、ジェイソン・フォーリー(Jason Foley)が継投でノーヒッターを記録し、先週にはヒューストン・アストロズ(Houston Astros)のフランバー・バルデス(Framber Valdez)も無安打無得点を達成していた。(c)AFP