仏がスコットランドに競り勝つ、互いにけが人の不安も ラグビー
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【8月13日 AFP】ラグビーテストマッチが12日、仏サンテティエンヌ(Saint-Etienne)で行われ、フランスが30-27でスコットランドに勝利した。しかしフランスはロマン・ヌタマック(Romain Ntamack)、スコットランドはドゥーハン・ファンデルメルバ(Duhan van der Merwe)が負傷し、W杯フランス大会(Rugby World Cup 2023)を前にけが人の不安が生じている。
W杯まで1か月を切る中、ヌタマックは相手選手との接触で膝を痛めたとみられ、55分に交代でフィールドを後にした。ファンデルメルバも同様に負傷し、63分にチームドクターの手を借りて交代した。
21日にW杯メンバーを発表する予定のフランスのファビアン・ガルティエ(Fabien Galthie)ヘッドコーチ(HC)は、ヌタマックについて「少し膝を伸ばしすぎた」と明かし、「そこで代えた方がいいと考えた。医者にはすでに見せたが、明日、理学療法士とわれわれとで、詳しい検査が必要かを判断する」と話した。
優勝3回のニュージーランドとのW杯初戦を前に、フランスがほぼフルメンバーを送り出す中、出だしはスコットランドが上回ったが、フランスもヌタマックのトライで逆転に成功し、13-10とリードして前半を終えた。
後半もフランスが攻勢を維持し、2本のトライを挙げてリードを27-10に広げたが、スコットランドも追いすがり、カイル・ステイン(Kyle Steyn)がこの日2本目のトライを決めて残り7分で同点に追いついた。
しかしフィン・ラッセル(Finn Russell)がコンバージョンキックを外して逆転を逃すと、フランスは試合終了約1分前に敵陣に侵入してペナルティーキックを獲得し、トマ・ラモス(Thomas Ramos)が決勝のキックを成功させた。(c)AFP