動画:次世代人工太陽「中国環流3号」を訪ねて
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【9月11日 Xinhua News】中国の中核集団核工業西南物理研究院はこのほど、「次世代の人工太陽」と呼ばれるトカマク装置「中国環流3号」が、8月25日午後に初めて100万アンペアのプラズマ電流下で高閉じ込めモード運転を実現したと発表した。
この重大な進展は、中国の磁気閉じ込め核融合装置の運転記録を更新し、この分野の研究が高性能プラズマ運転に向けた重要な一歩を踏み出したことを示しており、中国の核融合エネルギー開発における重要な一里塚となる。
現在、中国が建設に参加する国際熱核融合実験炉(ITER)が採用する高閉じ込めモードは、プラズマ全体の閉じ込め性能を有効に高めることができる。
制御核融合には豊富な資源、優れた環境性、固有の安全性などの特徴があり、人類のエネルギー問題を最終的に解決できる重要な手段の一つと見なされている。(c)Xinhua News/AFPBB News