【9月28日 AFP】フランス・リーグ1のオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)は28日、マルセリーノ・ガルシア・トラル(Marcelino Garcia Toral)前監督の辞任に伴い、ジェンナロ・ガットゥーゾ(Gennaro Gattuso)氏を新監督に招聘(しょうへい)すると発表した。

 イタリア・セリエAのACミラン(AC Milan)やナポリ(SSC Napoli)で指揮を執った経験があるガットゥーゾ氏は、今年初めにスペイン1部リーグのバレンシア(Valencia CF)の指揮官の座を離れてからフリーになっていた。

 マルセリーノ監督が公式戦わずか7試合で退任となり、クラブは窮地に陥った。同氏の辞任は、サポーターの代表とクラブ上層部との会合が、伝えられるところによると紛糾したことを受けてのもので、クラブ側はパブロ・ロンゴリア(Pablo Longoria)会長や幹部が辞任しなければ、「戦争」の準備をするとサポーターから脅されたという。ロンゴリア会長はその後、クラブにとどまることを決めた。

 マルセイユは24日のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に戦に0‐4で敗れ、現在リーグ8位となっている。(c)AFP