【10月3日 AFP】スペインサッカー連盟(RFEF)のルイス・ルビアレス(Luis Rubiales)前会長をめぐるキススキャンダルで、世界最優秀選手賞「バロンドール(Ballon d'Or)」受賞者のMFアレクシア・プテラス(Alexia Putellas)ら同国女子サッカー代表の3選手が、被害者であるチームメートのヘニフェル・エルモソ(Jennifer Hermoso)が圧力を受けていたと証言した。司法筋が2日、明らかにした。

 ルビアレス氏はW杯オーストラリア・ニュージーランド大会(FIFA Women's World Cup 2023)決勝でスペインがイングランドを下した後、表彰式で優勝メンバーであるエルモソの唇に無理やりキスをした。これが世界中から非難を浴びる騒動となり、先月辞任に追い込まれた。

 FCバルセロナ(FC Barcelona)でプレーするプラテスとDFイレーネ・パレデス(Irene Paredes)がクラブの本拠地バルセロナ(Barcelona)からビデオ会議形式で臨んだ一方で、レアル・マドリード(Real Madrid)のGKミサ・ロドリゲス(Misa Rodriguez)はマドリードの全国管区裁判所(National Court)に出廷。3人はエルモソが同意なしにルビアレス氏からキスをされ、この行為の後に圧力をかけられていたと証言した。

「性的暴行」および「強要」で起訴されたルビアレス氏は、一貫してキスは同意の上だったと主張している。(c)AFP