米国が女子団体7連覇 バイルスは通算20個目の金 世界体操
発信地:アントワープ/ベルギー
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【10月5日 AFP】第52回世界体操競技選手権(52nd FIG Artistic Gymnastics World Championships)は4日、ベルギーのアントワープ(Antwerp)で女子団体決勝が行われ、米国が7連覇を達成し、約2年間の休養から復活したシモーネ・バイルス(Simone Biles)は大会通算20個目の金メダルを獲得した。
米国は合計167.729点を記録し、最後に優勝を阻んだロシアが欠場する中で2011年から続く大会制覇を遂げた。2位には165.530点でブラジル、3位には164.064点でフランスが続いた。
バイルスは世界体操での金メダル最多記録を更新するとともに、総メダル獲得数を26個に伸ばした。今大会ではまだ五つの個人種目に臨む予定となっており、さらにその数を伸ばす可能性もある。
2016年のリオデジャネイロ五輪で四つの金メダルに輝くなど、体操界の絶対女王に君臨していたバイルスだが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的な大流行)で2021年に延期された東京五輪では、空中で平衡感覚を失うメンタルブロック状態「ツイスティーズ」に悩まされ、大半の種目を棄権して連覇を断念していた。
しかし、10年前に初出場となった世界選手権で金2個を含む四つのメダルを獲得したアントワープの地で、バイルスはそのキャリアを再び軌道に乗せたようだ。
日本は157.496点で8位だった。 (c)AFP/Diane FALCONER