デットーリ騎手が引退撤回 米国で現役続行へ
発信地:ロンドン/英国
このニュースをシェア
【10月13日 AFP】英競馬通算3300勝以上を誇るフランキー・デットーリ(Frankie Dettori)騎手(52)が12日、今季限りでの引退を撤回し、米国で現役を続行すると表明した。
イタリア出身のデットーリ騎手は、昨年12月に今季限りでの引退を明言していたが、今後は米カリフォルニアへ移住し、来年からサンタアニタパーク(Santa Anita Park)を拠点にする。
すでに来年5月に行われる米競馬のG1レース、ケンタッキーダービー(Kentucky Derby)に照準を合わせているが、サウジアラビアやドバイ(Dubai)のレースにも出場する可能性があるという。
英競馬で3度の年間最多勝に輝いたデットーリ騎手は、今季も2000ギニー(2000 Guineas)、英国オークス(2023 Epsom Oaks)、イボアハンデキャップ(2023 Ebor Handicap)などで勝利したことが現役続行の決断につながったと英BBCで明かし、「まだ自分の中に、もう少しやりたいという情熱がある」と述べた。
「まだ諦める準備ができていないと感じる。米国でしばらく過ごし、それから考えていくつもりだ。それが3か月なのか、3年なのかは分からない」と説明し、「自分と妻にとって長く難しい決断だった。他の国に移るのは大きな決断だ」と語った。
アスコット競馬場(Ascot Racecourse)で21日に行われるブリティッシュ・チャンピオンズデー(British Champions Day)が、英国での最後のレースになるという。(c)AFP