パリ・マスターズで復帰のアルカラス 「100パーセント」ではない
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【10月31日 AFP】男子テニスのカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)は30日、パリ・マスターズ(Rolex Paris Masters 2023)での復帰に向けて準備を進めているものの、まだ「100パーセント」の状態ではないと語った。
ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2023)覇者のアルカラスは、腰と左足のけがで、今月の上海マスターズ(Rolex Shanghai Masters 2023)を最後にツアーから離脱。それでも、11月12日開幕の最終戦ATPファイナルズ(ATP Finals 2023)を控える中、これまで準々決勝以上に勝ち上がったことのないパリでの初タイトル獲得に向けて十分に体調を整えてきている。
アルカラスは記者団に対し、「うそになるかもしれないから100パーセントと言うつもりはない。長い一年を過ごしてこの時期になると、ほぼすべての選手が体に多少の問題を持つことになると思う」と語った。
「自分もそういう具合だ。少し痛みを感じてはいるけれど、ここ数週間はとても順調に回復してきた。ここで良い結果を出せるくらい良い状態でここにやって来た」
またアルカラスは、29日にはノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)との練習セッションに臨んだ。
これについてアルカラスは、「この大会に向けて準備をするのに、最高の選手と練習するのが最良の方法だったと思う」とし、「僕らはパリに来る前に、いつか練習ができないかと話し合っていた。それで昨日(29日)そうなったんだ。彼が勝ったけれど、それもトレーニングだけになればいいね」と話した。
アルカラスは自身初戦となる2回戦でロマン・サフィウリン(Roman Safiullin)と対戦する。(c)AFP