親ロ派政治家、車爆弾で死亡 ウクライナ情報機関が関与主張
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【11月8日 AFP】ロシアが一方的に併合したウクライナ東部ルガンスク(Lugansk)州で、親ロ派の政治家が自動車に仕掛けられた爆弾により死亡した。現地メディアが8日、息子の話として報じた。これについてウクライナ情報機関は同日、事件への関与を主張した。
死亡したのは、「ルガンスク人民共和国」の議会に当たる人民評議会のミハイル・フィリポネンコ(Mikhail Filiponenko)副議長。フィリポネンコ氏はかつて、ルガンスクの親ロ派武装勢力を率いていた。
ロシア側が設置した当局が運営する通信社のルガンスク情報センター(Lugansk Information Centre)は、フィリポネンコ氏の息子の話として、同氏が所有する車の中で爆発装置が爆発し、致命傷を負ったと伝えた。
ロシアメディアは、フィリポネンコ氏の車とされる壊れた四輪駆動車が路肩に止まっている写真を公開。運転席には血痕が見える。
事件発生の数時間後、ウクライナ軍事情報局が声明を出し、「抵抗勢力の代表と連携」し、フィリポネンコ氏殺害の「特別作戦」を実施したと明らかにした。
昨年2月のウクライナ侵攻開始以降、著名な侵攻支持者やロシア側が任命した自治体関係者を標的にした攻撃や暗殺が相次いでいる。(c)AFP