【12月2日 AFP】来シーズン限りでの現役引退の意向を表明している男子テニス元世界ランキング1位のラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は1日、全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2024)の前哨戦として行われる来年1月のブリスベン国際(Brisbane International 2024)で復帰すると発表した。

 37歳のナダルは、股関節のけがのため、マッケンジー・マクドナルド(MacKenzie McDonald、米国)に敗れた今年1月の全豪オープン2回戦を最後に実戦から遠ざかっており、およそ1年ぶりの復帰となる。

 今年の全豪オープン後には2度の手術を受け、現在の世界ランクは663位まで後退している。

 その間に男子最多を誇った四大大会(グランドスラム)の優勝回数でも24回のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)に抜かれたが、ナダルは先月「ジョコビッチよりグランドスラムで優勝することはできないだろうが、また楽しむチャンスはある」と話していた。(c)AFP