【4月29日 AFP】23-24フランス・リーグ1は28日、第31節の試合が行われ、2位ASモナコ(AS Monaco)が2-3でオリンピック・リヨン(Olympique Lyon)に敗れたため、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)の優勝が決まった。

 PSGは前日に下位ルアーブルAC(Le Havre AC)と3-3で引き分け、自力で優勝を決めるチャンスを逃していたが、モナコの敗戦で両チームの勝ち点差は残り3節では逆転不可能な12ポイントとなり、PSGの最多記録を更新する12回目のリーグ制覇が確定した。

 リーグタイトルはここ12シーズンで10回目。2011年にカタールのオーナーに買収されて以来、クラブは完全に生まれ変わり、フランスサッカー全体の顔になっている。すでにスーパーカップ(Trophee des Champions 2023)を制している今季は国内タイトル総なめの可能性も残しており、5月25日にはフランス杯(French Cup 2023-24)決勝でリヨンと対戦する。

 欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)でもボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)との準決勝に勝ち残っており、6月1日の決勝進出を目指している。5月1日にはドルトムントとの第1戦が行われる。

 モナコは試合開始直後にウィサム・ベン・イェデル(Wissam Ben Yedder)が先制点を決めたが、アレクサンドレ・ラカゼット(Alexandre Lacazette)とサイード・ベンラーマ(Mohamed Said Benrahma)のゴールで逆転されて前半を終えると、後半にベン・イェデルの2点目で追いついたが、終盤に相手のマリック・フォファナ(Malick Fofana)に決勝点を許した。(c)AFP/Andy SCOTT