【4月29日 AFP】28日に行われた23-24イタリア・セリエAのインテル(Inter Milan)対トリノ(Torino FC)戦で、同リーグ史上初めて全員女性の審判団が試合を裁いた。

 試合を担当したのはマリア・ソーレ・フェリエリ・カプーティ(Maria Sole Ferrieri Caputi)主審と副審のティツィアナ・トラシャッティ(Tiziana Trasciatti)氏、フランチェスカ・ディ・モンテ(Francesca Di Monte)氏の3人。

 3人は忙しい90分を送り、49分にはヘンリク・ムヒタリアン(Henrikh Mkhitaryan)にファウルを犯したトリノのアドリアン・タメズ(Adrien Tameze)に対し、フェリエリ・カプーティ主審がピッチ脇のモニターで確認した末に退場を宣告すると、さらにマルクス・テュラム(Marcus Thuram)を倒したトリノのマッテオ・ロバート(Matteo Lovato)のプレーにPKの判定を下した。

 2022年にデビューし、これがセリエA10戦目となるフェリエリ・カプーティ主審は冷静に試合をコントロールした。3人はすでに2022年のセリエBの試合と、2023年1月に行われたイタリア杯(Italian Cup 2022-23)のナポリ(SSC Napoli)対クレモネーゼ(US Cremonese)戦で一緒に試合を担当していた。

 試合は前節に優勝を決めたインテルがハカン・チャルハノール(Hakan Calhanoglu)の2ゴールで2-0の勝利を収めた。(c)AFP