【4月29日 AFP】23-24イングランド・プレミアリーグは28日、第35節の試合が行われ、暫定2位のマンチェスター・シティ(Manchester City)は2-0でノッティンガム・フォレスト(Nottingham Forest)を下し、同首位に立つアーセナル(Arsenal)に対するプレッシャーを維持し続けている。

 シティは支配的な強さを見せていたわけではなかったが、32分にケビン・デ・ブルイネ(Kevin de Bruyne)のCKからヨシュコ・グヴァルディオル(Josko Gvardiol)が頭で合わせて先制点を決めると、71分には再びデ・ブルイネのアシストからアーリング・ブラウト・ハーランド(Erling Braut Haaland)が追加点を挙げ、命がけの戦いに臨んでいるフォレストを振り切った。

 今季残り3試合で降格圏とわずか勝ち点1差となっているフォレストは、クリス・ウッド(Chris Wood)が惜しいチャンスを2度ふいにするなど、多くの好機を逃したことを悔やむ結果になった。

 シティのジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は、イングランドのトップリーグ史上初となる4連覇を目指す中で勝ち点を落とすわけにはいかないと考えており、「彼ら(アーセナル)が負けることを望んでいる」としつつ、「残り4試合、勝ち点を失うことはできない。何をしなければならないかは分かっている」と続けた。シティは現在、公式戦31試合で無敗(PK戦での敗戦を除く)を誇っている。

 一方、アーセナルはシティが残り試合を全勝すれば優勝ができないことを把握しつつも、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)に3-2で勝利し、激しいプレッシャーに屈する気配はない。

 アーセナルは15分にピエール・エミール・ホイビュルク(Pierre-Emile Hojbjerg)のオウンゴールで先制すると、27分にブカヨ・サカ(Bukayo Saka)、38分にカイ・ハヴァーツ(Kai Havertz)が追加点を挙げ、ハーフタイム前までの3ゴールで敵地を静まらせた。

 後半に入り、64分のクリスティアン・ロメロ(Cristian Romero)のゴールと87分の孫興民(Son Heung-Min、ソン・フンミン)のPKでトッテナムは点差を縮め緊迫の終盤を迎えたが、アーセナルは粘り強くリードを守った。

 敗れた5位トッテナムは消化試合数が2少ないものの、4位アストン・ビラ(Aston Villa)との勝ち点差が7に広がり、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2024-25)出場権獲得に向けて痛手を負っている。(c)AFP/John WEAVER