【5月13日 AFP】ロードレース世界選手権、第5戦フランスGPは12日、MotoGPクラス決勝が行われ、プラマック・レーシング(Pramac Racing)のホルヘ・マルティン(Jorge Martin、スペイン)が優勝し、首位に立つ総合順位のリードをさらに拡大した。

 ポールポジションから出たマルティンは、1周目にドゥカティ・レノボ・チーム(Ducati Lenovo Team)の王者フランチェスコ・バニャイア(Francesco Bagnaia、イタリア)に抜かれ、その後はレースを通じてバニャイアと争ったが、残り7周でトップを奪い返して激戦に勝利した。今季はこれで第2戦ポルトガルGPに続いて2勝目となる。

 13番手スタートだったグレシーニ(Gresini Racing MotoGP)のマルク・マルケス(Marc Marquez、スペイン)が、終盤にバニャイアを抜いて2位に入った。

 マルティンは「レース序盤はかなり不安だったが、最後は自分自身や、証明すべき全員に対して、きょうは自分が一番だということを示せた」と話し、前日のスプリントと合わせて勝利できたことについて「このルマンで1位を2回取れたのだから、最高で完璧な週末になったと思う」と喜んだ。

 総合順位ではマルティンが129ポイントでトップに立ち、バニャイアが38ポイント差の2位、マルケスが40ポイント差の3位につけている。(c)AFP