ブライトンのデ・ゼルビ監督、今季限りで退任
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【5月19日 AFP】サッカーイングランド・プレミアリーグのブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(Brighton & Hove Albion FC)は18日、ロベルト・デ・ゼルビ(Roberto De Zerbi)監督が19日のマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)との今季最終戦を最後に退任すると発表した。
ブライトンのトニー・ブルーム(Tony Bloom)会長は、双方合意の上での契約解除だと明かした上で、「われわれは来季に向けた計画を最短で進められるよう、ロベルトは次の動きと将来を熟考する十分な時間を取れるよう、互いにとって良いタイミング」だったと説明し、デ・ゼルビ監督の在任2年間での功績をたたえた。
イタリア出身のデ・ゼルビ監督は、ウクライナ1部のシャフタール・ドネツク(Shakhtar Donetsk)を経て2022年9月にブライトンの指揮官に就任すると、2022-23シーズンはクラブを史上最高の6位に導き、ヨーロッパリーグ(UEFA Europa League)初出場に貢献した。
2年目の今季はけが人が相次いだ影響もあって昨シーズンの躍進の再現はできず、ヨーロッパリーグではベスト16に勝ち残ったが、リーグ戦は中位でフィニッシュすることになっている。
デ・ゼルビ監督は「ブライトンを去るのは非常に悲しいが、選手とスタッフがクラブの皆や素晴らしいファンからのサポートを受け、この歴史的な2シーズンで成し遂げたことを非常に誇りに思う」とコメントした。
デ・ゼルビ監督は以前、リバプール(Liverpool FC)の次期監督に就任するのではないかとささやかれていたが、今季限りで退任するユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督の後任にはオランダ1部・フェイエノールト(Feyenoord)のアルネ・スロット(Arne Slot)監督が就くことが決まっており、現在はドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)でトーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督の後任候補筆頭として伝えられている。
ブライトンの新監督には、チャンピオンシップリーグ(2部)のイプスウィッチ・タウン(Ipswich Town)を率いるキーラン・マッケナ(Kieran McKenna)監督が就任を有力視されている。マッケナ監督は2季連続の昇格でイプスウィッチを3部からプレミアリーグに導いた。(c)AFP