【5月31日 AFP】ウクライナへの侵攻を続けるロシアのアンドレイ・ベロウソフ(Andrei Belousov)国防相は31日、自軍が全戦線で進軍を続けており、今年に入ってからウクライナ領880平方キロメートルを支配下に置いたと述べた。

 主張が事実であれば、ロシア軍が過去5か月で支配した地域は、昨年1年間での支配地域よりも大きいということになる。昨年はウクライナが反転攻勢に打って出たものの、前線はおおむねこう着状態にあった。

 ベロウソフ氏は、カザフスタン最大都市アルマトイ(Almaty)で開催されたロシア主導の集団安全保障条約機構(CSTO)の会合で「全ての方面で戦術的に成功・前進している。今年に入ってから、ロシア軍は880平方キロメートルほどの地域を支配した」と戦果を誇示した。ロシアの複数の通信社が伝えた。

 また、5月10日の北東部ハルキウ(Kharkiv)州への奇襲以降は、8〜9キロほど前進しており、すでに28の集落を制圧したとも話した。(c)AFP