欧州CL決勝、警察が50人以上逮捕 ピッチ侵入者も
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【6月2日 AFP】1日に行われたボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund、ドイツ)対レアル・マドリード(Real Madrid、スペイン)のサッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)決勝で、スタジアムへ侵入しようとした約50人が警察に逮捕された。ロンドン警視庁(Metropolitan Police Service)が発表した。
チケットを持たないファンがスタジアムに無理やり入ろうとし、騒動になった欧州選手権(UEFA Euro 2020)決勝の二の舞を何としても避けようと、この日は過去最多となる2500人以上の警備員が会場のウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)に配置された。
ロンドン警視庁は「ウェンブリーの警備計画をサポートするため、確かな警ら作戦が実行され、警察官が警備員およびスタジアムスタッフと緊密に連携しながら試合を通じてセキュリティーを維持した」と発表。侵入の「試みの圧倒的大多数」は失敗に終わったといい、「一部の集団が入り口に駆け込もうとしている動画がインターネットで共有されているが、これは侵入が成功したことを表すものではない」と続けた。
しかしスタジアム内では、試合開始直後に3人の人物がピッチに侵入し、1人がジュード・ベリンガム(Jude Bellingham)とビニシウス・ジュニオール(Vinicius Junior)のそばで写真を撮る騒動が発生しており、警備には疑問が付くとみられる。
ロンドン警視庁は、ピッチへの侵入者5人を含む53人を逮捕したと話している。(c)AFP