モルディブ、イスラエル人の入国禁止へ ガザ紛争に抗議
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【6月3日】インド洋の島国モルディブのモハメド・ムイズ(Mohamed Muizzu)大統領は2日、イスラエル人の入国を禁止する方針を発表した。パレスチナ自治区ガザ(Gaza Strip)での紛争に抗議し、パレスチナ人への連帯を示すためとしている。実施時期など詳細については明らかにしていない。
大統領府によると、大統領はまた「パレスチナと連帯するモルディブ人」と銘打った全国規模の募金運動も発表した。
モルディブでは野党や連立与党が、ガザ紛争への抗議としてイスラエル人の入国を禁止するよう、大統領に圧力をかけていた。
イスラム教国のモルディブは、かつてイスラエル人観光客の入国を禁止していた。1990年代以降はこれを解除し、関係改善の動きもあったが、国交正常化には至っていない。(c)AFP