【6月4日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2024)は3日、男子シングルス4回戦が行われ、大会第5シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)は6-4、2-6、1-6、3-6で第11シードのアレックス・デミノー(Alex De Minaur、オーストラリア)に逆転負けを喫し、大会を後にした。

 全仏に通算8回出場して最高成績は2021年大会のベスト8となっているメドベージェフは 、昨年大会を含めこれまで5回にわたって1回戦敗退に終わっていた。対するデミノーは、全仏では今大会を前に過去一度も2回戦を突破したことがなく、昨年大会まで計10戦で3勝にとどまっていた。

 デミノーは、2020年の全米オープン(US Open Tennis Championships 2020)以来キャリア2度目となる四大大会(グランドスラム)準々決勝で、第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)と激突する。

 ズベレフは3回戦に続いてフルセットにもつれた同日の4回戦で、第13シードのホルガー・ルーネ(Holger Rune、デンマーク)に4-6、6-1、5-7、7-6(7-2)、6-2で勝利した。

 ナイトセッションのこの試合が終了したのは翌4日の午前1時40分で、2日前に行われたノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)対ロレンツォ・ムゼッティ(Lorenzo Musetti、イタリア)戦に次いで、今大会では2番目に遅い終了時間となった。

 ズベレフがローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープン)で8強入りを果たすのはここ7年間で6度目、準決勝に進出すれば4年連続となる。

 3年連続の決勝進出を目指すキャスパー・ルード(Casper Ruud、ノルウェー)は、第12シードのテイラー・フリッツ(Taylor Fritz、米国)を7-6(8-6)、3-6、6-4、6-2の4セットで退け、第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)との準々決勝に駒を進めた。

 ルードは全仏決勝で2022年はラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)、昨年はジョコビッチに敗れている。(c)AFP/Martyn WOOD