【6月20日 AFP】サッカー欧州選手権(UEFA Euro 2024)は19日、グループリーグの試合が行われ、グループBのクロアチアは終盤アルバニアに追いつかれて2‐2で引き分け、敗退の危機にさらされた。

 大会初戦でスペインに0‐3の完敗を喫していたクロアチアは、独ハンブルク(Hamburg)での一戦で、序盤にアルバニアのカジム・ラチ(Qazim Laci)に先制点を許した。

 それでも後半頭から2選手を入れ替えるとチームは改善し、74分にアンドレイ・クラマリッチ(Andrej Kramaric)のゴールで同点に追いつくと、直後にはクラウス・ギアスラ(Klaus Gjasula)のオウンゴールで逆転に成功した。

 しかしギアスラは終盤にもがいたアルバニアのヒーローとなり、後半アディショナルタイム5分に同点ゴールを流し込んでチームに勝ち点1をもたらした。

 2022年のW杯カタール大会(2022 World Cup)で4強入りを果たしているクロアチアは、主要国際大会で5回連続となる決勝トーナメント進出に向けて、24日に行われる前回王者イタリアとの一戦での勝利が必須になるとみられる。

 1‐2で敗れたイタリア戦とこの日の試合で称賛を浴びたアルバニアだが、どちらの試合でもリードを守り切れなかった。16強入りへの望みをつなぐには、スペイン戦で勝利しなければならない。(c)AFP/Jed Court