【6月24日 AFP】男子テニス、テラ・ウォルトマン・オープン(2024 Terra Wortmann Open)は23日、シングルス決勝が行われ、世界ランキング1位で大会第1シードのヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)は、元王者で第5シードのホベルト・ホルカシュ(Hubert Hurkacz、ポーランド)を7‐6(10‐8)、7‐6(7‐2)で下し、グラス(芝)コート大会でキャリア初の優勝を果たした。

 両者はともにサービスゲームをキープしたが、サービスポイントの奪取率はシナーの85パーセントに対してホルカシュは69パーセントにとどまった。第2セットのタイブレークではシナーが一気に差を広げるとそのアドバンテージを守り切り、今季4勝目を飾った。

 ダブルスではパートナーを組むホルカシュとの対戦を終えてシナーは、「タフな試合だった。芝のコートで初めて勝てたから良い気分だ」と述べた。

 これでシナーは、2016年のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)以来、世界ランキング1位になってから最初の大会で優勝した選手となった。(c)AFP