【7月3日 CGTN Japanese】中国の臥龍中華ジャイアントパンダ苑神樹坪基地はこのほど通報を出し、観光で訪れた30~50代の男女4人の同ジャイアントパンダ基地への立ち入りを生涯禁止すると発表しました。

 それによりますと、一行は、2024年7月1日に臥龍中華ジャイアントパンダ苑神樹坪基地を見学した際、基地にペットを連れて入ってはいけないことを知りながら、ペットをリュックサックの中に隠して入場しました。警備員はそれを発見した後、退場を説得し、4人に同行して基地を出ました。4人の行為が基地の規定に違反し、ジャイアントパンダに深刻な危害を及ぼす可能性があることから、こうした行為が再び発生することを防ぐため、4人に対して同基地への見学を生涯禁止することが決まりました。

 基地側は、防犯カメラによる調査や専門家の観察を経て、基地のパンダは体調が正常であることが確認され、今後もパンダ1頭1頭の体調に引き続き注目し、健康と安全を確保すると表明しました。さらにこのような状況の再発を防ぐため、7月2日から同基地を見学するすべての観光客に対して手荷物検査をおこなうことになりました。

 同基地は中国ジャイアントパンダ研究保護センターが建設したもので、四川省アバ・チベット族チャン族自治州汶川県臥龍自然保護区に位置します。基地の敷地面積は150ヘクタールで、60~80頭のジャイアントパンダを収容できます。韓国から帰国したスターパンダの福宝(フーバオ)がここで暮らしています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News