70周年を迎えた社会制度とイデオロギーの違いを超えた東洋の知恵
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【7⽉23⽇ Peopleʼs Daily】今年は平和共存五原則の発表70周年だ。平和共存五原則は社会制度とイデオロギーの違いを超えて国と国の関係を正しく処理する東洋の知恵として貢献してきた。
周恩来(Zhou Enlai)総理は70年前に初めて、「主権と領土保全の相互尊重、相互不侵犯、相互内政不干渉、平等互恵、平和共存」の五原則を完全な形で打ち出した。この平和共存五原則はその後、世界各国に受け入れられ、重要な国際文書に盛り込まれるようになった。平和共存五原則は70年にわたる試練を経て、国際社会において強大な生命力を示してきた。
平和共存五原則の強大な生命力は、国連憲章(UN Charter)の趣旨と原則を反映し、世界各国人民の根本的利益に合致していることに由来する。平和共存五原則の真髄は、すべての国の主権が一律に平等であり、いかなる国であれ国際政治を一方的に牛耳ることに反対することだ。平和共存五原則は広範な発展途上国が国家主権と独立を守るための思想の武器を提供し、発展途上国の団結と協力の旗印となった。今日の世界では未曽有の変化が互いに絡み合いながら加速している。かつてない試練に直面している状況で平和共存五原則を継承し発揚することは特に重要だ。国家主権の平等を真に順守してこそ、国家同士が互恵協力する基盤が形成され、世界の平和と発展が保障される。
平和共存五原則は平和の原則であり、発展の原則でもある。弱肉強食の法則から脱却し、歴史的に残された国家間の問題と紛争を平和的に解決するために新たな道を切り開くものであり、国と国の互恵協力、共同発展のために良好な環境をつくり出し、より公正で合理的な国際秩序の確立を推進するものだ。国際関係には不公正や不平等が依然として際立っており、保護主義、一国主義、抑圧行為の逆流が発生し、衝突と戦争があちこちで起きている。国際社会は平和共存五原則をさらに継承し発揚し、主権の平等を堅持し、互いの核心的利益と重大な関心を尊重し、対話を通じて信頼を高め、協力を通じて共に平和を建設し、国際社会が手を携えて共に前進し、協力とウィンウィンの方向に絶えずまい進するよう推し進めるべきだ。
中国は平和共存五原則の積極的な提唱者であり、確固たる実践者だ。中国は自発的に戦争を引き起こしたことがなく、他国の土地を一寸たりとも奪取したことはない。中国は平和発展の道を堅持することを憲法に書いた世界で唯一の国であり、核大国の中で唯一の核兵器の先制不使用を約束した国だ。中国は恒久平和、普遍的安全、共同繁栄、開放と包容、清潔で美しい世界の建設を提唱し、人類運命共同体の構築を推進している。中国は習近平(Xi Jinping)国家主席が提唱した「一帯一路(Belt and Road)」共同建設イニシアチブ、グローバル発展イニシアチブ、グローバル安全保障イニシアチブ、グローバル文明イニシアチブなどでも、世界平和を守り共同発展を促進するために貢献している。(c)Peopleʼs Daily/AFPBB News