「中国は今後5~10年で最大の市場に」米ハーバライフ社長
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【7月30日 Xinhua News】米健康食品会社ハーバライフのステファン・グラッツィアーニ社長はこのほど、新華社の単独インタビューに応じ、中国市場の長期的な発展を非常に楽観視していると述べた。中国は今後5~10年に同社最大の市場となる見通しで、対中投資を増やす計画であることも明らかにした。
グラッツィアーニ氏によると、世界経済は過去数年、新型コロナウイルス感染症によって大きな影響を受けたが、同社の事業は現在、回復途上にある。中国は世界第2の経済大国として、14億人の人口を擁する。中国の消費者は良質な健康食品、カスタマイズされた栄養サービスに高い需要を示し、大きな市場ポテンシャルを秘めている。一方、中国政府が打ち出した一連の措置は、外資企業により広い舞台、ますます整った制度保障を提供しており、同社が中国で長期的に発展する自信と決意をさらに強固にした。
同社は中国をコア戦略市場と見ている。江蘇省の蘇州工場は2000年に稼働し、中国市場向けに粉末とタブレット状の製品を生産している。また同年、湖南省長沙市に先進技術を誇る初の世界原料拠点も設立した。また20年には上海で、投資額1億6千万元(1元=約21円)の製品イノベーションセンターが開業した。
グラッツィアーニは、今後も対中投資を増やし、若年化、カスタマイズ、デジタル化などに取り組み、中国人消費者の需要により良く対応していくと語った。(c)Xinhua News/AFPBB News