トライアスロン練習が連日の中止 セーヌ川の水質悪化で パリ五輪
発信地:パリ/フランス
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【7月30日 AFP】パリ五輪のトライアスロンは29日、セーヌ(Seine)川で予定されていた公式練習が初日から2日連続で中止となった。競技本番は男女とも数日後に迫っており、予定通り実施できるかどうか、ますます不透明な状況になっている。
大会組織委員会と国際統括団体の世界トライアスロン(World Triathlon)は、中止の理由について、水質基準を満たせなかったためと発表した。
男子の競技は30日午前に予定されており、主催者は一晩かけて最新の検査結果を確認し、直前の判断を下すことになっている。
パリは開会式が行われた26日に続き27日も豪雨に見舞われ、川に未処理の下水が排出されたため、現在も河川が汚れている。組織委は、現在の晴天ならバクテリアの数値は下がるとして、競技開始前までに状況が改善すると「確信している」と付け加えた。(c)AFP/Pierrick YVON, Déborah CLAUDE