【8月7日 Xinhua News】中国税関総署が発表した中国越境電子商取引(EC)の1~6月の貿易額は前年同期比10・5%増の1兆2200億元(1元=約20円)だった。2018年から23年までの5年で、1兆600億元から2・2倍の2兆3800億元に増加した。

 税関総署統計分析司の呂大良(りょ・だいりょう)司長は、税関が管理する越境ECの郵便・宅配荷物は年間70億件を超え、1日当たりでは2千万件程度に上ると紹介。越境ECは貿易の成長をけん引する新たな推進エネルギーであり、世界貿易を発展させる「新勢力」になっていると語った。

 中国共産党第18回全国代表大会(十八大、12年11月)以降、中国は31省(自治区・直轄市)に越境EC総合試験区165カ所を設立して全省をカバーし、越境EC小売輸入商品リストを充実させ、越境EC通関管理の改善を進めるなど、一連の政策措置を打ち出している。

 輸出入実績のある貿易企業は64万5千社に達した。各地方の概算統計によると、全国の越境EC主体(企業や事業者)は12万社を超えた。(c)Xinhua News/AFPBB News