中国映画市場 今年夏休みの興行収入が2000億円相当の大台を突破
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【8月21日 CGTN Japanese】中国では、今年の夏休み枠 (6~8月)の映画興行収入(前売りを含む)が8月17日午後11時の時点で100億元(約2060億円)を突破し、上映規模、観客構成、興行収入に占める中小都市の割合など、多くのデータがいずれも伸びを示しています。
中国では、今年の夏休み枠の映画は現時点ですでに前年同期比10.9%増の3400万回以上上映されており、過去最高を記録しています。上映映画館は前年同期比4.6%増の1万2515軒で、同時期の上映映画館数の最高を記録しました。
また、来館者の構成面でも新たな傾向が見えてきました。今年の夏期シーズンの来館者のうち、25歳以下の若者の割合は現時点で22.0%と、前年同期の21.3%を小幅に上回りました。家族連れの映画鑑賞需要がより顕著な40歳以上の来館者の割合は16.8%で、前年同期の15.3%を明らかに上回っており、長年連続して増加傾向を保っています。
さらに、夏休みの期間中、多くの映画館が映画鑑賞の新しいモデルを積極的に試みています。「2024国家大劇院国際オペラ映画展」が全国24都市の300余りの映画館で行われ、各地の観客に中国国内外の有名な芸術機関が撮影・制作したオペラ映画、京劇映画、デジタル演劇、音楽ドキュメンタリーなどの素晴らしい作品を届けています。一部の映画館では、アフタヌーンティーを楽しみながらの映画鑑賞など、映画鑑賞と消費スタイルの新たなキャンペーンを打ち出しています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News