動画:3世代で代代山の緑を守る一家 中国貴州省遵義市
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【8月26日 Xinhua News】中国貴州省遵義市鳳岡県の東方紅国有林場では、袁開福(えん・かいふく)さん、袁慶(えん・けい)さん、袁如勲(えん・じょくん)さんの3世代が、代々森林を守っている。
袁慶さんは、幼い頃から山林で遊び、林場で学び育った。1990年に父の袁開福さんからバトンを引き継ぎ、森林保護を生業とし、林場をわが家とする生活を続けてきた。
巡回する山道ではさまざまな障害が行く手をはばむが、泥沼から断崖絶壁まで、50歳を超える袁慶さんは若者に負けず軽やかに飛び回り、林区の隅々まで巡回して木々の成長を見守っている。
袁慶さんは34年にわたって、仲間と共に林場の豊かな緑を黙々と守り、子孫に貴重な財産を残した。林場への愛と保護の気持ちは、息子の袁如勲さんにも深く受け継がれている。2021年、新たな森林保護員の募集があると知った如勲さんは、迷うことなく応募し、新たな世代の森林保護員となった。
1971年から現在まで、袁家3世代は、53年近く森林を守り、巡回した距離は累計20万キロに達し、履きつぶしたゴム長靴は100足以上になる。
無数の林場関係者がバトンを引き継いできたことで、同県は現在、森林被覆率が約60・6%に上り、生態環境は美しく生物多様性に富み、植物千種余り、動物400種余りが生息している。(c)Xinhua News/AFPBB News