【8月30日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2024)は29日、女子シングルス2回戦が行われ、2018年と20年に大会制覇を果たしている大坂なおみ(Naomi Osaka)は、3-6、6-7(5-7)で世界ランキング52位のカロリーナ・ムホバ(Karolina Muchova、チェコ)に敗れ、2年ぶりの全米オープンが終了した。

 娘のシャイ(Shai)ちゃん出産のため昨年大会を欠場していた大坂は、第10シードのエレナ・オスタペンコ(Jelena Ostapenko、ラトビア)との1回戦でトップ10選手から4年ぶりの勝利を飾った勢いを持続できなかった。四大大会(グランドスラム)では、2022年の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2022)を最後に3回戦には到達できていない。

 2018年大会の決勝でセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)を撃破し、初めてグランドスラムのタイトルを獲得したアーサー・アッシュ・スタジアム(Arthur Ashe Stadium)で、この日大坂は米スポーツ用品大手ナイキ(Nike)特注の黒ウエアでコートに登場した。

 対するムホバは昨年大会でベスト4入りを果たし、一時は世界8位まで到達した難敵だが、手首を手術して9か月戦列を離れていた。

 大坂は試合開始は自信を持ってのスタートとなったが、序盤のブレークポイントを生かせなかったほか、ムホバが繰り出すネットプレーのすさまじい圧力を前にミスを連発した。

 第2セットのタイブレークでは4-2とリードした中、この日四つ目のダブルフォールトをきっかけにムホバに4連続ポイントを許して2本のマッチポイントを握られると、1本目はしのいだが、最後はフォアハンドがオーバーするミスを犯して万事休すとなった。(c)AFP