【8月31日 AFP】北米アイスホッケーリーグ(NHL)のコロンバス・ブルージャケッツ(Columbus Blue Jackets)に所属するジョニー・グドロー(Johnny Gaudreau)選手(31)が、29日夜に米ニュージャージー州で弟(29)と自転車に乗っていたところ交通事故で死亡したと、地元警察が30日に発表した。

 グドロー選手と弟のマシューさんは、同州トレントン(Trenton)から80キロに位置するオールドマンズ・タウンシップ(Oldmans Township)で車両にひかれて亡くなった。

 警察によると、兄弟をはねた車のドライバー(43)は飲酒運転の疑いで逮捕されたという。

 NHLのギャリー・ベットマン(Gary Bettman)コミッショナーは、「競技への情熱的な精神と、氷上の華麗なそのスキルで『ジョニー・ホッケー』の愛称を手にした」と追悼し、グドロー選手の死に衝撃と悲しみを受けていると述べた。

 ブルージャケッツも、「この想像を絶する悲劇にショックを受け、打ちのめされている。ジョニーは偉大なホッケー選手であっただけでなく、何よりも愛する夫、父親、息子、兄弟、そして友人だった」との声明を発表した。

 米代表としてアイスホッケー世界選手権(IIHF World Championship)に出場した実績を持つグドロー選手は、NHLでのキャリアを開始したカルガリー・フレームス(Calgary Flames)で9シーズンを過ごした後、2022年にブルージャケッツへ移籍した。

 地元メディアの報道によると、グドロー兄弟は30日に姉妹の1人の結婚式があり、ニュージャージー州の自宅に戻っていたという。(c)AFP