デュプランティス、DL最終戦も圧倒的強さで制し今季無敗
このニュースをシェア
【9月14日 AFP】陸上、ダイヤモンドリーグ(Diamond League 2024)の最終戦ブリュッセル大会(Memorial Van Damme)は13日、各種目が行われ、男子棒高跳びのアルマンド・デュプランティス(Armand Duplantis、スウェーデン)が圧倒的な強さで優勝し、無敗でシーズンに幕を下ろした。
今季は世界新記録を3度更新し、その数字を6メートル26まで伸ばしたデュプランティスは、低い気温となった会場のボードゥアン国王スタジアム(King Baudouin Stadium)で、またしても別次元の力を見せつけた。
この日は5メートル62、5メートル92、そして大会新記録となる6メートル11の計3本しか跳ばずに優勝。エマヌイル・カラリス(Emmanouil Karalis、ギリシャ)と地元ベルギーのベン・ブローダース(Ben Broeders)が共に5メートル82をクリアし、それぞれ2位と3位に入った。
2日間で行われる今大会の初日には、パリ五輪のメダリスト82人が出場し、その大半が大いに実力を発揮した。
女子100メートルでは、パリ五輪女王のジュリアン・アルフレッド(Julien Alfred、セントルシア)が10秒88で優勝。シャカリ・リチャードソン(Sha'Carri Richardson、米国)は、8位に終わった。
強豪がひしめく男子1500メートルでは、ヤコブ・インゲブリクトセン(Jakob Ingebrigtsen、ノルウェー)が3分30秒37で勝利した。
女子走り高跳びの世界記録保持者で、世界陸上とパリ五輪の金メダリストであるヤロスラワ・マフチク(Yaroslava Mahuchikh、ウクライナ)も1メートル97を記録し、ニコラ・オリスラガース(Nicola Olyslagers、オーストラリア)を試技数差で抑えて優勝を飾った。
男子100メートルでは、アッキーム・ブレーク(Ackeem Blake、ジャマイカ)が9秒93で勝利し、クリスチャン・コールマン(Christian Coleman、米国)が10秒00で2位、フレッド・カーリー(Fred Kerley、米国)が10秒01で3位に続いた。(c)AFP/Luke PHILLIPS