パリで五輪・パラ祝賀パレード、選手らが大会に別れ
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【9月15日 AFP】フランス、パリのシャンゼリゼ通り(Champs-Elysees)で14日、パリ五輪・パラリンピックのメダリストらによるパレードが行われ、参加者や市民が名残を惜しみながらも大会に別れを告げた。
今回のパレードは、パリのスポーツの夏を締めくくる最後のイベント。シャンゼリゼ通りには約7万人が詰めかけ、仏スポーツ界の新たなヒーローたちに拍手と歓声を送った。
行進したのは選手とボランティア、公務員で、パレードの後には凱旋(がいせん)門近くで、開会式や閉会式に登場した複数アーティストによる盛大なコンサートも行われた。約4000人の警察官も最後の仕事に臨んだ。五輪とパラリンピックを通じて、約1200万人の観戦客の安全を守った彼らの働きには、惜しみない称賛の声が寄せられている。
開幕前には大会に懐疑的で冷めていたパリ市民と国民も、実際に始まると大半が五輪ムードに熱中し、4種目を制覇した競泳男子のレオン・マルシャン(Leon Marchand)ら新チャンピオンを歓迎したり、個人として4個目の金メダルを獲得した柔道男子のテディ・リネール(Teddy Riner)らベテランの活躍を改めて喜んだりした。リネールは集まった人たちに向かって「ありがとう、最高だ!」と叫んだ。
その後、凱旋門の足元で行われた式典で、リネールやマルシャン、7人制ラグビー男子のアントワーヌ・デュポン(Antoine Dupont)ら100人以上のメダリストは、最高勲章レジオン・ドヌール(Legion d'Honneur)をエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領から授与された。
仏選手団は、五輪では金16個を含む史上最多のメダル64個を獲得し、メダルランキングで5位に入った。8月28日から9月8日に行われたパラリンピックは、国際パラリンピック委員会(IPC)のアンドリュー・パーソンズ(Andrew Parsons)会長から「これまでで最も見事だった」とたたえられた。(c)AFP/Adam PLOWRIGHT