中国の貿易、安定の中で前進 商務部
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【10月15日 Xinhua News】中国商務部対外貿易司の肖露(しょう・ろ)副司長は10日の記者会見で、中国の貿易が年初以降、全体的に安定の中で前進し、高い強靭(きょうじん)性と活力を示したと説明した。1~8月のモノの貿易額は前年同期比6・0%増、2019年同期比40・0%以上増の28兆6千億元(1元=約21円)に達し、過去最高を更新した。輸出入実績のあった貿易企業数は8・8%増の63万社となった。
国際市場はこれまでに比べて多様化した。中国は従来市場との貿易協力を深め、欧州連合(EU)との貿易は1・1%、米国とは4・4%それぞれ増加した。新興市場との貿易も盛んになり、1~8月の貿易額が全体に占める割合は64・6%に拡大した。うち東南アジア諸国連合(ASEAN)との貿易は10・0%、「一帯一路」共同建設国とは7・0%それぞれ増加した。
貿易の新たな推進エネルギーの発揮が加速した。輸出商品の技術力とブランド価値は高まり、グリーン(環境配慮型)・低炭素型製品の市場は広がり、中国産の新エネルギー車(NEV)は170以上の国・地域に輸出されている。越境電子商取引(EC)が急速に拡大し、経営主体(企業や事業者)数は12万社を超え、プラットフォームが提供する商品の品目数とサービス機能も一層充実した。(c)Xinhua News/AFPBB News