【10月17日 AFP】韓国検察が、性行為を違法に撮影した罪に問われているサッカー元同国代表FW黄義助(Hwang Ui-jo、ファン・ウィジョ)被告(32)に対し、懲役4年を求刑した。

 今週この事件の最終弁論が行われる中、AFPが17日に確認した裁判記録によると、女性との性行為を同意なく撮影した罪で起訴された黄被告は罪状を認め、裁判官に寛大な処置を求めた。

 現在トルコ1部アランヤスポル(Aytemiz Alanyaspor)に所属する黄被告は、起訴前まで無実を主張していた。懲役4年の実刑を求めている検察側は「今や不正行為を認めているが、裁判に至るまで容疑を否認していた。被害者に与えた取り返しのつかない損害について、真摯(しんし)に反省しているかは疑問だ」と述べている。

 一方で黄被告は裁判官に対し、「私の不正行為で苦しんだ被害者の方に心からお詫び申し上げます。最大限の寛大な処置を心からお願いします」と語った。

 このスキャンダルは、昨年6月に義姉が黄被告を脅迫しようと同選手の露骨で個人的な動画をオンラインに投稿したことで明るみに出た。義姉は現在、脅迫罪で懲役3年の刑に服している。

 黄被告は韓国代表として通算62試合に出場して19得点を記録しているが、昨年11月に告発されてからは出場停止処分を受けている。

 判決は12月18日に下される予定となっている。(c)AFP