中日交流プログラム報告交流会、東京で開催
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【11月19日 Xinhua News】東京都でこのほど、在日中国大使館や中国駐東京観光代表処などが主催する中日交流プログラム「百人の日本の大学生が中国を見る」の報告交流会が開催された。中国の呉江浩(ご・こうこう)駐日大使、在日本中国大使館の施泳(し・えい)公使、中央大学元学長の酒井正三郎氏、訪問団の学生代表、両国各界の友好人士など約100人が出席した。
交流会では、団員として参加した中央大学学生の代表が、中国で見聞きしたことや体験で得た気づきを発表した。
田島翼さんは四川省のジャイアントパンダ保護研究センターを見学した際、日本から中国に返還された「シャンシャン(香香)」と対面したことを発表。「保護センターの生育環境は日本よりも野生に近く、パンダが快適に過ごす工夫がされている」と報告した。
野町梨紗さんは中国の無形文化遺産の越劇に一目ぼれした体験を発表した。「訪問前は越劇について全く予備知識がなかったが、越劇を生で見た瞬間、(役者の)頭から爪先まで洗練されたしなやかな動きに魅了された」と語った。
報告交流会では円卓会議も行われた。訪問団に同行したパンダ写真家の高氏貴博さんや日本で「ヤンチャン」名義で活動する中国人ユーチューバーの楊小渓(よう・しょうけい)さん、日本人インフルエンサーの山下智博さんが中日交流事業の展望を議論した。3人とも中日間のインフォメーション・ギャップ問題に触れ、ギャップを縮めるためには両国の教育やメディア交流を強化して客観的な情報を伝える以外に、異文化交流活動が相互理解を促進する最も良い方法であるとの認識を示した。
呉大使は、訪問団のメンバーと親しく交流し、文化的な絆を一層深め、対話や交流を強化し、若者の役割を十分に発揮するよう激励した。(c)Xinhua News/AFPBB News