中国製電動三輪車が海外で大人気
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【12月12日 CGTN Japanese】中国税関総署は10日、今年1~11月の中国物品貿易総額は39兆7900億元(約800兆円)で、安定した成長を見せたと発表しました。
1~11月の輸出は8カ月連続で増加を維持し、特に機械類電機類の輸出は8.4%増の13兆7000億元(約280兆円)でした。最近、外国人が中国製電動三輪車を運転するショートムービーがSNSで話題になるなど、中国製電動三輪車が海外で大人気になっています。
中国中部の河南省洛陽市の三輪車メーカーは6月にフランスのリヨン機械展覧会に出展したところ、欧州から初の受注を獲得しました。
貿易企業に勤める李鵬飛氏は「海外では地域によって三輪車に対する需要も異なる。東南アジアでは観光用三輪車が多く、現地の観光業の発展を支えている。アフリカの三輪車は貨物輸送に多く使われ、サイズがより大きく、耐久性のある三輪車が求められる。欧米諸国は農場が多く、都市の道が比較的狭いため、大馬力で小型の三輪車の需要が比較的旺盛だ。今年1~10月までに1万3000台の三輪車を輸出した。通年の輸出額は9100万元(約18億円)を超える見込みだ」と語りました。
洛陽市には15社の三輪車生産メーカーと200社余りの三輪車部品生産メーカーがあり、三輪車1台を組み立てるのにかかるのはわずか15分です。また、洛陽市で生産される三輪車の部品は全国複数の地域、さらに海外にも販売されており、2年連続で輸出額6億元(約120億円)以上に達しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News