パナマの運河主権を尊重 トランプ氏発言で中国外交部
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【12月24日 Xinhua News】中国外交部の毛寧(もう・ねい)報道官は23日の記者会見で、パナマ運河の返還を求めるとしたトランプ米次期大統領の発言に関し、中国は運河に対するパナマの主権をこれまで通り尊重していくと強調した。
毛氏は次のように述べた。われわれはパナマのムリノ大統領が、パナマ運河と隣接地域は一寸の土地であれ、全てパナマのもので、主権と独立に交渉の余地はないとした上で、運河の通航料は勝手に決められるものでないと指摘し、運河はいかなる大国の直接的、間接的支配も受けないと強調したことに留意している。
パナマ運河はパナマの人々の偉大な創造物であり、世界各国の相互接続を促す「黄金の水路」でもある。中国はパナマの人々による運河の主権を守る正義の闘いを一貫して支持し、1960年代には運河の主権回復を目指すパナマの人々を支援する大規模なデモが中国各地で行われた。中国は運河に対するパナマの主権をこれまで通り尊重し、運河が恒久的に中立な国際航路であることに同意する。パナマ運河がパナマの効果的な管理の下で各国の人々の交流を促し、人類の福祉の増進のために絶えず新たな貢献をすると信じている。(c)Xinhua News/AFPBB News