北京市の「高度・精密・先端」産業人材、210万人超す
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【12月27日 Xinhua News】中国の北京市人力資源研究センターと北京人材発展戦略研究院がこのほど発表した「北京地区人材資源統計報告書(2023)」によると、北京では人材資源の規模が安定した増加基調を維持し、「高精尖(高度・精密・先端)」産業関連人材の集積効果が際立ち、23年は210万6千人に達し、同市の人材総量の26・2%を占めた。
報告書は、北京の人材資源基礎データを総合的かつ科学的に計算し、人材の総量、高技能人材の比率、労働年齢人口(16~59歳)の高等教育就学率など六つの具体的指標から、北京地区の人材の特徴を映し出した。
北京の「高精尖」産業の人材供給は急速な増加傾向にあり、うち人材の供給が最も増加した3産業は医薬・ヘルスケア、グリーン(環境配慮型)エネルギーと省エネ・環境保護、スマートシティーだった。ブロックチェーン、グリーンエネと省エネ・環境保護、医薬・ヘルスケア、スマート製造・設備の4産業の人材需要も増加している。
北京市人力資源研究センターの張天揚(ちょう・てんよう)主任は「人材チェーンと産業チェーンが連動し合い、融合型発展を遂げていることは北京地区の人材の主な特徴の一つである」と紹介。人材の規模が増え、質が高まり、効果も着実に向上し、人材ボーナスが人口ボーナスに取って代わり、北京の質の高い発展の主な原動力になりつつあるとし、人材が発展をリードする戦略的地位が日増しに際立っていると述べた。(c)Xinhua News/AFPBB News